国際関係学部の私が知識ゼロから
ソフトウェア業界に飛び込むまで
2023年入社 1年目(2023年10月取材時)
岐阜出身
留学先から帰国した4年生の夏からはじめた就活で苦労する
岐阜県で生まれ育った私は、静岡にある大学の国際関係学部へ進学し、大学4年生の夏から約1年間、イングランド東部に位置するノリッジへ留学しました。留学中に他国の留学生と交流するコミュニティにも参加していました。留学を通じて、多国籍の友達ができましたし、自身の視野を広げることで寛容性が身についたと思います。
大学3年生で就職を意識し始めて、大学4年生の春から就職活動を本格稼働させるのが一般的ですが、私が就活をスタートしたのは留学帰りの4年生の夏でした。多くの友達が企業からの内定通知をもらっている中で、自分だけが遅れて就活をしていることで「果たして自分も就職先を見つけることができるのか?」と不安な気持ちになりました。
完全に就活に出遅れた私は、焦る気持ちも相まってだいぶ苦労しました。新卒専門のエージェント会社にも複数登録して相当数の企業に応募をしたのですが、企業毎に志望動機を考えることが苦手で逃げ出したい気持ちにもなりました。
手に職をつけて、社会から求められる仕事をしたい
就活も佳境に入ったころには、志望企業をIT業界に絞り込んでいました。国際関係学部の私が、システムエンジニアを志した理由は2つあります。1つ目は、IT業界自体の求人数が多く、中でもエンジニアのニーズは高い水準で推移している状況がつづいていたからです。システムエンジニアの採用ニーズが高いということは、その分エンジニアの仕事そのものが社会から求められているのだと直感しました。2つ目は、手に職をつければ将来的に柔軟な働き方ができると思ったからです。手に職がついていると、結婚や出産、育児といったライフステージの変化があっても仕事に復帰しやすいため、システムエンジニアとして活躍している女性も多いことを知りました。
最終的に当社を就職先に選んだ理由は、まったくの未経験者を積極採用しており、研修制度も充実し「新人を丁寧に育てる会社だな」と感じたからです。加えて、独立系のシステム会社のため、お客様の業界に偏りがなく「社会人としての視野が広がる環境があるのでは?」と思いました。実際に入社してみると、製造業・運輸業・教育業など多種多様な業種のお客様へサービスを提供していました。お客様は中堅中小企業が中心ということもあり「システム開発を通じて日本企業を元気にする」という会社の姿勢に共感できています。
知識ゼロでも研修と先輩のフォローできちんと前に進んでいける
4月入社してからは、まず3か月半の技術研修を受講。研修内容は「PCはどうやって動いているのか?」といった基礎の基礎から学んでいけたので、初学者の私でも安心して受講することができました。HTML、CSS、JAVAなどのプログラミング言語にも初めて触れつつも、周囲の研修受講者には上級者もいて、かなりプレッシャーを感じました。研修で最も印象に残っているのは、異なる会社のメンバーでグルーピングされたチームで簡単なシステム開発を経験したことです。私たちのチームは架空の卸売業の在庫管理システムを構築したのですが「コンピューターに実行させる仕事を正しく書けば動く」という基本を初めて体感することができました。
新人研修を終えた7月からは、当社オリジナルの新人研修を複数受講し、Salesforceに関連する資格試験対策にも取り組みました。これらは先輩社員が研修講師を担当してくださるので、分からないことがあればいつでも質問できる環境です。いまから1年前に就活で苦労していた私ですが、現在はシステムエンジニアとして一人前に仕事ができるように勉強をする毎日。まだまだ、会社に貢献できていない立場ですが、入社して本当に良かったと思っています。
「就職活動がうまくいっていない」「自分のやりたいことがわからない」そんな大学生は少なくないと思います。ですが、私のように文系でまったく関係のない学部からエンジニアを志すことも十分に可能です。就職活動に焦りは禁物です。自分のやりたいことや将来どうなりたいかをじっくり考えて、納得できる選択をするべきだと思います。
1日のスケジュール
- 9:00出社、朝会。
- 9:30作業。
- 12:00昼休憩。
- 13:00作業。
- 15:00昼会、作業。
- 17:45夕会。
- 18:00退社。
上長から見た伊藤さん
文系出身でITについての知識がない状態で入社しましたが、学習に対する意欲が高く努力してくれています。
同期入社の社員との関係性も良く、お互いを意識し切磋琢磨しています。
研修期間を終えたばかりで、まだまだ不安が多い時期だと思いますが、持ち前の好奇心で、少しでも早く技術者として活躍できることを期待します。