イントロダクション
今回のチュートリアルでは、プリザンターのノーコード機能と外部ツールを利用するためローコード機能(Html・Css・JavaScriptによるスクリプト開発)による見積管理アプリの作成方法についてご紹介します。
目的
本チュートリアルの目的は以下の通りです。
- 見積管理を学ぶ
- プリザンターによる見積管理アプリの作成方法を学ぶ
- 簡単なローコード機能の開発方法を学ぶ
- テーブル作成ツールを学ぶ
- Excel帳票出力ツールを学ぶ
- 承認ワークフローツールを学ぶ
対象者
- ITに興味がある人
- WEBシステム開発に興味がある方
- プリザンターに興味がある方
- 見積管理業務で課題を感じている方(営業部門・経営者等)
- 見積管理アプリを作成してみたい方(エンド部門・情シス等)
前提条件
- プリザンターのセットアップが完了してること
- ユーザー登録が済んでいること

Pleasanter ユーザーマニュアル | OSSのローコード開発プラットフォーム
OSSのローコード開発プラットフォーム「プリザンター」のユーザーマニュアルです。

ユーザ作成 | Pleasanter
OSSのローコード開発プラットフォーム「プリザンター」。 豊富なAPIはもちろん、独自のSQLやサーバサイドスクリプトなどバックエンドの拡張性も抜群。あらゆる業務に、素早く柔軟に対応できる高速開発を実現します。
見積管理とは
見積管理とは、企業が発行する見積書や受け取った見積書に関する情報や業務プロセス全体を管理することを指します。
見積管理の主な目的
- 正確性の向上: 見積内容や金額の誤りを防ぎ、顧客とのトラブルを減らします。
- 効率化: 見積書作成、承認、発行、保管などの業務を効率化し、人的ミスを削減します。
- 迅速化: 見積書の作成時間を短縮し、顧客への迅速な対応を可能にします。
- 情報共有: 見積情報を社内で共有し、部門間の連携を強化します。
- データ活用: 過去の見積データや成約率などを分析し、営業戦略の改善や意思決定に役立てます。
- コンプライアンス: 法規制や社内ルールに沿った見積書作成・管理を徹底します。
見積管理の主な内容
- 見積書作成: テンプレートの利用、商品マスターや顧客マスターとの連携による効率的な作成。
- 見積書発行・送付: 印刷、メール送信、FAX送信など、多様な方法に対応。
- 見積書承認: 上長承認フローの設定、承認状況の管理。
- 見積書管理・保管: 作成日、顧客、案件などの情報による検索、一元管理。
- 進捗管理: 見積提出後のフォローアップ状況、受注・失注の管理。
- 顧客管理: 顧客情報と見積情報の紐付け。
- 分析・レポート: 見積データに基づいた売上予測、成約率分析、利益率分析など。
見積管理の方法
- 見積管理は、手作業(Excelなど)で行うことも可能ですが、効率化や正確性の向上、データ活用のためには見積管理システムの導入が推奨されます。
見積管理システムの主な機能
- 見積書作成機能: テンプレート、自動計算、商品マスター連携など。
- 承認ワークフロー: 柔軟な承認ルート設定。
- 顧客管理機能: 顧客情報の一元管理、見積履歴の管理。
- 進捗管理機能: 見積のステータス管理、アラート機能。
- 分析・レポート機能: 各種集計、グラフ表示。
- 他のシステム連携: 営業支援システム(SFA)、顧客関係管理システム(CRM)、販売管理システムなどとの連携。
見積管理システム導入のメリット
- 業務効率の大幅な向上
- 人的ミスの削減
- 見積作成時間の短縮
- 情報共有の促進
- データに基づいた営業活動
- 顧客満足度の向上
まとめ
見積管理の重要性やシステム化のメリットを感じていただけたでしょうか。
次回は、見積管理アプリの作成方法についてご紹介いたします。