選択リスト値の翻訳とリストビューの検索について【Salesforce】

こんにちは、Gサトシです。久しぶりの投稿です。
今回は、選択リスト値の翻訳とリストビューの検索についてまとめました。

 

トランスレーションワークベンチの翻訳機能で選択リスト値を翻訳することで、他言語ユーザの利便性を向上することができますが、
実はリストビューでは、翻訳後の言語でレコードを検索することができません。

・トランスレーションワークベンチの「翻訳」で選択リスト値の表示ラベルを翻訳・ユーザの使用言語によって表示される言葉が変わる
　　

・翻訳後の「Client」で検索しても結果が表示されない

 

これは、リストビューの検索対象はあくまでも項目の「リスト値」だからです。

・「顧客」「パートナー」「フランチャイズ」というキーワードでないと検索できない
・ユーザが他言語を利用していても、日本語のキーワードを使用しないとレコードの検索ができない

 

では、どのように設定すれば日本語ユーザも他言語ユーザもリストビューで選択項目を検索できるのでしょうか？
その解決策は「リスト値を日本語+英語で設定し、日本語と英語それぞれで翻訳する」です。

・表示ラベルを「日本語 英語」にする

・今の時点ではこのような表示になる
・英語と日本語、それぞれで翻訳を設定する

 

このように設定することで、日本語ユーザは日本語で、英語ユーザは英語で検索することが可能になります。

･それぞれの使用言語で検索ができる

 

表示ラベル名の変更・日本語の翻訳設定・英語の翻訳設定の3つを行う必要があるため、よく使う項目についてピックアップして上記の設定を行うとよいと思います。
また、選択リスト値の表示ラベル変更の影響については、過去の記事を参考にご検討ください。
＞＞選択リスト値変更による影響範囲について【Salesforce】

以上、選択リストの翻訳とリストビューの検索についてでした。