フローでの従来の Apex アクションのアクセス修飾子の考慮; Winter’25 リリース更新
Salesforce Winter’25 リリースに関する情報をお届けします。
対象エディション
以下の Edition の Lightning Experience および Salesforce Classic に適用されます。
- Enterprise Edition
- Performance Edition
- Unlimited Edition
- Developer Edition
概要
この更新により、開発者は従来の Apex アクションが適切に保護されて、管理パッケージの他のコンポーネントでのみ使用できることを確信できます。また、従来の Apex 公開アクションが含まれているフローが失敗するようになります。
影響
この更新では、従来の Apex アクションの公開アクセス修飾子がフローで考慮されないといった問題を解決します。この問題は、管理パッケージからインストールされた Apex クラスを参照する従来の Apex アクションにのみ影響します。このリリース更新は以前に Spring ’21 で適用されました。この更新は Winter ’25 で再適用される予定です。
調査方法
パッケージ開発者の場合
①:パッケージ内のソースコードでProcess.Pluginをgrep検索、Process.Pluginインターフェースを実装しているApexクラスはないか確認します。
②:該当のクラスをApexアクションとして公開している場合、今回の更新によってパッケージユーザーのフローが失敗する可能性があります。
パッケージ利用者の場合
①:[設定]の[クイック検索]ボックスに「リリース更新」と入力し、「リリース更新」を選択します。
②:「フローで従来のApexアクションのアクセス修飾子の考慮」を選択し、テスト実行します。
③:エラーが発生したApexアクションについて、Process.Pluginを使用していないか確認します。
対応方法
パッケージ開発者の場合
引き続き実行可能なApexアクションとして公開する場合、適切な公開アクセス修飾子を設定するとともに、Process.Pluginを@InvocableMethodアノテーションに置き換えます。
パッケージ利用者の場合
ビジネスプロセスにとって重要にもかかわらずこの更新によって使用できなくなる場合は、パッケージ開発者にお問い合わせください。
参考サイト