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Salesforce認定AIアソシエイトを20人で受験してみた

この前のDreamforceに行ってないので、昨年の投稿タイミングを見失っていた取締役の水本です。

今回はみんな大好きな資格の話です。

「CRMとAIってすごくワクワクするよね」ってことで、AIのためには間違いなくデータが重要と考えてSalesforce認定Data Cloudコンサルタントの受験キャンペーンを昨年末から1月にかけて社内で実施し、無事に挑戦した7名の全員が合格しSalesforce認定Data Cloudコンサルタントとなることができました。

そしていよいよ本体のAI側をどうしようと悩む中で、2月からSalesforceが新たな会計年度となり、各種施策が見えてくる中でAIの資格としてはこちらのSalesforce認定AIアソシエイトの資格が基準となる事が理解できたので、社内でメンバーを募り手を挙げた20人がこちらの資格にチャレンジすることとなりました。やるなら短期決戦で4月中の全員合格を目指した計画です。

今回はアソシエイト資格との事で、資格の説明を読むと「Salesforce 認定 AI アソシエイト資格は、初心者または経験者を問わず、AI に関する知識のある方を対象とします。」とのこと。それなら、もっとも基本の資格となるSalesforce認定アドミニストレーターも持っていない、私であってもチャレンジできるのではと考え、こちらの資格にチャレンジ!

1.まず受験者のレベルはどんな感じだったの?

20人の受験者中、Salesforce認定アドミニストレーターを保持していないのは私を含む2名のみ。ちなみに私以外のもう1名の資格もっていない受験者は昨年4月入社の新入社員。他のみなさんはSalesforce認定アドミニストレーターはもちろん複数上位資格保持の歴戦の猛者から、若手まで幅広い感じの構成です。

受験者のレベル感をつかむために以下、私を例に説明します。

資格試験はとにかくすっごく久しぶり。個人的なブームでTOEIC L & Rは年に1回ぐらいのペースでここ4,5年受験しているんですがこちらは合格も不合格も判定されないので別物と思っています。合否が判定される資格試験としては2010年6月のプロジェクトマネージャー以来です。なんと10年以上前!そして、テストセンターでPCをつかった受験は更に大きくさかのぼってMCPになった1999年とか、Oracle Masterの2000年とか、もう20世紀って感じですね。

最初にSalesforceの知識について。私のSalesforceの利用歴としては10年以上は社内で使っていますが、あくまで利用者レベルです。Dreamforceをはじめ各種イベントには積極的に参加しているのでどんな機能があるのかはもちろん追っかけていますが、自分で設定したりコードを書いたことはありません。「コレつかってみたい」とか、「ここ変更できますか」とか要望を出すことはある感じのみですので、まさに利用者ですね。

次にIT全般に関する知識については新卒から当社日本システムデザインに入社していますし、かつ高度情報処理技術者でもありますのでチョットデキルになっていないと対外的にもまずいはずです。

そしてAIに関する知識としては専門書レベルではない一般的な書籍は数冊読んでいます。技術者としての経験としてはDeep Lerningが流行った2015年の夏のMIJSの合宿(当社が所属する業界団体MIJSコンソーシアムの技術者があつまる合宿)でChainerを触ったことはよく覚えています。実は実際に中身を見たのはそのタイミングのみです。現在の利用する立場としては生成AIは社内で利用できるセキュアな環境を準備頂いてるので業務でも日々活用中です。

2.試験勉強として何をどのくらい学習したの?

そもそも社内で誰も持っていないどころか、受験したこともない資格なので対策も何もない感じでした。まずは受験ガイドをしっかりと確認し、なんと再受験が無料で可能であることを確認。であれば、一度受けてNGであった2回目で不足部分を補って4月中に再チャレンジして合格すればよいかなと考えるいわゆる「死にゲー」的な方式で行けばなんとかなるのではと考え、とにかくまずは一回目の受験を早めにし、学習の方向性を軌道修正して取り組む作戦で挑みました。

学習内容は公式から提供されているこちらのPrepare for your Salesforce Certified AI Associate CredentialのTrailMixを実施しました。個別のモジュールはもちろん、リンクになっている文章もChromeの翻訳機能で読めるものは読みました。

ざっくり学習時間は10時間と少しぐらいでしょうか。

3.そして結果は?

無事に合格しました。こちらが私の認定証になります。

以下、受験後にもらえるセクションレベルスコア(受験後のWebassessorもしくはメール)を基にちょっと確認をしてみます。

単元 問題数 正答率 正答数 の順です。

AIの基礎 7問 85% 6問正解

CRMでのAIの働き 3問 66% 2問正解

AIの倫理上の考慮事項 16問 93% 15問正解

AIのデータ 14問 86% 12問正解

合計 40問 88%  35問正解

「AIの倫理上の考慮事項」+「AIのデータ」で全体の30問を占めていますので、ここをどのように対策できるかが重要になります。ここまでの正答率がなくとも十分合格はできるので、学習時間はポイントを理解することで、もっと少ない時間で合格することはできそうです。

ちなみにチャレンジした20人全員が一発合格の快挙となりました。すばらしいです。

4.後に続く受験者のみなさんへのアドバイス

受験者の禁止行為があるので直接的な問題や解答についてはなにも言えないのですが、とにかく提供されているTrailMixをしっかりとやった方が良いです。

ついついとばしてしまうかもしれないTrailMixの中のリンクになっている文章はきちんと読んだ方が知識の整理に大いに役立ちます。特に試験全体で39%(40問中16問)を占める「AIの倫理上の考慮事項」の以下のリンクとか超重要なんじゃないかと思います。

こちらの「AIの倫理上の考慮事項」については、AIを技術的に知っている人であっても答えられない問題が多いと思いますので、しっかりと整理して覚えてください。

翻訳の関係での表記揺れで少し混乱することもあるかもしれませんが、落ち着いて問題と選択肢を見ることも大事です。

それでは、これから受験される皆様!がんばってください。

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