salesforce技術ブログその4(eclipseでのカスタム項目一括作成方法)
こんにちは!
今回は、多くのカスタム項目を作成する必要があるため、画面からひとつづつ追加
していると時間がかかってしょうがない!といった開発者の方向けの、カスタム項目
一括作成方法です。
■その4:eclipseでのカスタム項目一括作成方法
仮に、今回カスタム項目を追加するカスタムオブジェクトを「TestObject」とした場合の
作成方法です。
※今回追加するオブジェクト(salesforce画面)
1.eclipseを立ち上げ、項目を追加したいオブジェクト(テストオブジェクト)のメタデータを取得します。
2.プロジェクトのプロパティを表示し、Force.com→プロジェクトコンテンツを選択します。
」
3.コンポーネントの中のobjects – customのTestObject__cにチェックを入れ、メタデータを表示させます。
4.下記画面のように、プロジェクトコンテンツに TestObject__cが含まれていることがわかります。
合わせて、プロジェクトをリフレッシュします。
5.パッケージエクスプローラーから、先ほど追加したTesObject__cを開きます。
カスタムオブジェクトを構成するメタデータが記述されています。
6.メタデータの中で、カスタム項目を指定しているものは、<fields>タグで囲まれている箇所になります。
なお、「テキスト型」のカスタム項目の場合の、<fields>タグ内の各要素は以下の通りです。
<fullName> ・・・ API参照名
<externalId> ・・・ 外部IDとして使用するか(true/false)
<label> ・・・ 項目の表示ラベル
<length> ・・・ 文字数
<required> ・・・ 必須(true/false)
<type> ・・・ データ型(今回は”Text”)
<unique> ・・・ 値をユニークとするか(true/false)
7.追加したい型の<fileds>項目(今回は6の画像で赤枠で囲った箇所)をコピー&ペーストします。
8.コピー&ペーストした内容を、登録したい内容に修正し、保存します。
9.保存後、salesforce画面を表示させ、カスタム項目を追加したカスタムオブジェクトを見てみると、追加されている
ことがわかります。
データ型によって<fields>タグの構成要素は異なりますので、要素がわからない場合は、
同型のカスタム項目を画面から1つ以上作成する必要はありますが、多くの項目を一気に
作成する必要がある場合は、非常に便利な方法です。
※ただ、参照・主従関係、選択リストなどは、画面で作成した方が早い場合もありますので、
用途に応じて使い分けが必要です。
今回はカスタム項目でしたが、カスタム表示ラベル等にも応用は可能です。
注意事項としては、eclipseからカスタム項目の作成は可能ですが、項目の削除は行えません。
(削除して保存しても反映されません。)
削除の必要がある場合は、画面から削除する必要があります。