呼び出し可能なアクションの部分的な保存の有効化; Winter’25 リリース更新
Salesforce Winter’25 リリースに関する情報をお届けします。
対象エディション
以下の Edition の Lightning Experience と Salesforce Classic に適用されます。
- Essentials Edition
- Professional Edition
- Enterprise Edition
- Performance Edition
- Unlimited Edition
- Developer Edition
概要
このリリース更新は以前に Spring ’20 で適用されました。関連付けられた設定がユーザーアクションにより誤って元に戻された場合があったため、一部のユーザーでこの更新を再開する必要があります。影響を受けるユーザーの場合、この更新が組織で使用可能であり、Winter ’25 で再適用される予定です。
この重要な更新により、失敗した呼び出し可能なアクションの動作と影響が改善され、Salesforce Winter ’25のリリースでは、呼び出し可能なアクションの部分的な保存が有効化されました。これにより、外部REST APIコールでの呼び出し可能なアクションが失敗した場合でも部分的に保存されるようになります。これにより、データの一貫性が保たれ、エラーが発生した場合でも一部のデータが失われることがなくなります。
1つの要求で一連のアクションを呼び出した場合に 1 つの呼び出し可能なアクションの失敗でトランザクション全体が失敗することがなくなります。
影響
この重要な更新を適用しない場合、1 つの呼び出し可能なアクションが失敗すると同じトランザクション内の他の呼び出し可能なアクションがロールバックされます。この重要な更新を適用する場合、Salesforce は正常に実行された呼び出し可能なアクションの実行を 3 回試行し、実行に失敗した呼び出し可能なアクションのみをロールバックします。この機能は「部分的な保存」と呼ばれます。
設定方法
- Salesforceにログインし、右上の「設定」アイコンをクリックします。
- 左側の「クイック検索」ボックスに「リリース更新」と入力します。「リリース更新」をクリックします。
- リリース更新の一覧から「呼び出し可能なアクションの部分的な保存の有効化」を探します。「有効化」ボタンをクリックします。
- 有効化が完了したら、設定が正しく反映されているか確認します。
対応方法
- 呼び出し可能なアクションを使用する API インテグレーションが部分的な保存の動作に適切に対応していることを確認します。
- API呼び出しのテストを実行し、API呼び出しが成功した場合と失敗した場合の両方で、部分的な保存が正しく動作しているかを確認します。
- エラーメッセージやログを確認し、エラーが発生した場合でもデータが部分的に保存されているかを確認します。
- Salesforceのログを確認し、API呼び出しの結果やエラーメッセージを確認し、エラー対応を行います。
参考サイト