フローへの入力として会話インテリジェンスルール名を引き渡し; Winter’25 リリース更新
Salesforce Winter’25 リリースに関する情報をお届けします。
対象エディション
Enterprise Edition および Unlimited Edition の Lightning Experience に適用されます。
次のテレフォニーモデルを備えた Salesforce 組織で使用できます。
- Amazon Connect を使用した Service Cloud Voice
- パートナーテレフォニーを使用する Service Cloud Voice
- Amazon Connect からのパートナーテレフォニーを使用した Service Cloud Voice
Service Cloud と Sales Cloud では、Service Cloud Voice のすべてのモデルをアドオンライセンスとして使用できます。
概要
このリリース更新により、ruleDevNameという新しいフロー入力パラメーターが追加されます。このパラメーターは、会話インテリジェンスルールにリンクされている、おすすめ戦略と自動起動フローに送信されます。入力パラメーターには、ルールの API 参照名が含まれます。
詳細
会話インテリジェンスルールにリンクされているおすすめ戦略と自動起動フローに送信される、新しい RuleDevName フロー入力パラメーターが追加されています。この入力パラメーターには、ルールの API 参照名が含まれます。会話インテリジェンスルールの API 参照名を自動起動フローおよび Next Best Action フローへの入力として提供できるようになりました。
複数のキーワードを使用して 1 つの Next Best Action のおすすめを生成するシナリオを簡素化するには、会話インテリジェンスルールを入力としておすすめ戦略フローと自動起動フローに渡します。有効にすると、ルールの API 参照名が新しい入力パラメーターとしてこれらのフローに送信されます。
この機能を有効にする場合は、自動起動フローおよび Next Best Action フローの入力としてルール名を指定する必要があります。指定されていない場合、フローは実行に失敗します。
更新確認方法
- Salesforceにログインし、右上の「設定」アイコンをクリックします。
- 左側の「クイック検索」ボックスに「リリース更新」と入力します。「リリース更新」をクリックします。
- リリース更新の一覧の[アーカイブ済み]から「会話インテリジェンスルール名を入力としてフローに渡す」を探し、「有効化」ボタンをクリックします。
- 有効化が完了したら、設定が正しく反映されているか確認します。
対応方法
- フローへのインプットとして会話インテリジェンスルールを渡す場合、テストと有効化の手順を実行します。
- 次に、Flow Builder で ruleDevName 入力変数を作成し、作成した入力変数をおすすめ戦略または自動起動フローに追加します。
補足
テレフォニーシステムにて定義されたインテリジェンスシグナルでアクションをトリガーする「会話インテリジェンスルール」の作成する機能があります。
アクションとしては「自動起動フロー」を設定することができますが、今回のリリースで入力変数を使用することにより、会話インテリジェンスルールをフローへ引き渡すことができるようになります。
参考サイト