2024.10.08
Salesforce技術ブログ(ボットユーザーコンテキストでフローの実行; Winter’25 リリース更新)
件名:ボットユーザーコンテキストでフローの実行 (リリース更新)
概要
この更新により、ボットがアクセス権のないレコードを意図せず作成または変更することを防ぐことで、セキュリティが向上します。
更新は Summer ’24 で適用します。
影響範囲
下記 Edition の Lightning Experience および Salesforce Classic に適用されます。
- Enterprise Edition
- Performance Edition
- Unlimited Edition
- Developer Edition
Einstein ボットの設定は Lightning Experience でのみ使用できます。
影響
ボットによって開始されたフローで、ボットがアクセスまたは変更する権限を持っていないレコードの作成、読み取り、更新、または削除が行われなくなります。
調査方法
1.[設定]からクイック検索ボックスに「リリース更新」と入力して、「リリース更新」を選択します。
2.「ボットユーザーコンテキストでフローの実行 」で、テスト実行を有効化します。
3.設定から「Einstein」と検索して「Einsteinボット」を選択します。
4.「私のボット」一覧のボットを確認し、フローを起動するボットがある場合は起動されるフローにCRUD操作があるか確認します。(レコードの作成・取得・更新・削除)
5.CRUD操作を行うフローが実行される場合、権限が足りないとフローが失敗するため、動作確認を行います。
対応方法
ボットから開始されたフローがすべてのフロー操作を実行できることをテストします。
フローが失敗した場合は、不足している権限を特定し、ボットに関連付けられているユーザー プロファイルまたは権限セットに追加します。