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Salesforce技術ブログ(フローでのブラウザセッションIDへのアクセスを無効化; Winter’25 リリース更新)

件名:フローでのブラウザセッションIDへのアクセスを無効化(リリース更新)

目次

  1. 今回の変更点
  2. 適用された場合の影響
  3. 対応内容

1.今回の変更点

セキュリティ面の向上を目的とした更新となっており、今後はフローを実行したユーザーのブラウザーセッションIDを表示したりするための変数$Api.Session_ID使えなくなる

この変更は以前にWinter’24で適用され、一部ユーザーアクションにより誤って元に戻された場合があったため、Winter’25で再適用されます。

※セッションIDについて(そもそもセッションIDとは何か?)

接続しているユーザを識別するための接続情報。ログインするごとに発行され、ログアウト時には無効化されます。

セッションIDは、アプリケーションごと、または処理内容ごとに発行されるのではなく、ユーザごとに発行されます。

 

2.適用された場合の影響

現在フロー内で「$Api.Session_ID」を使用している場合、 対象のフロー内でセッションIDの使用が出来ず処理に影響が発生する

※変数の使用自体は可能、フローの処理自体は通るが、取得したセッションIDが以下のように伏字になってしまう

3.対応内容

①フローで変数を使用しているかどうか調査する

 VSCode等でフローのカスタムメタデータを取得し、「$Api.Session_ID」で検索するなど

➁使用していた場合は変数を削除、フローに適した修正方針を検討

 GETSESSIONID() の関数で$Api.Session_ID同様の結果が得られるようです。

 設定有効化前

 有効化後

※GETSESSIONID() の関数について

公式ヘルプ「GETSESSIONID」のページにおいて、
$Api.Session_ID GETSESSIONID() では、同じ値 (現在のコンテキストの現在のセッションの識別子) が返されます。
の記載があるため、$Api.Session_IDと値は同じ。

参考サイトURL

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